ゆとりのある教育

有名な中高一貫校では、ゆとり教育を行っています。ゆとり教育は以前の詰め込み教育を見直すとして提唱されたものです。しかし、想像していた正しいゆとり教育を行うことが日本の学校では難しく、単純に勉強時間を削っただけ、学力低下を招いたという批判を浴びました。詰め込み教育の場合、問題を与えられたら完璧に問題に答えることができる、答えを一生懸命に詰め込んでいました。

しかし、社会生活、国際化の前にして試験問題のように答えの決まった問題はありません。また問題を自身で見つけ、新しい視点とアプローチによって解いていくという柔軟な発想力も必要です。詰め込み教育は他者から与えられるだけの教育。ゆとり教育は他者へ与えることもできる教育ともいえます。しかし、中学3年、高校3年の間で教育方針が物理的に断絶されてしまい、中途半端な結果しかゆとり教育は残せませんでした。

その中で、中高一貫校は、当初のゆとり教育において想像されていた教育を行う傾向にあります。他の学校とは異なり6年間という時間があり、途中で教育方針などが断絶することもありません。自身で興味のある分野のフィールドワークをおこない、ディスカッションに時間をかけた国際化社会の中で活躍できる基礎を中高一貫校は養います。